シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
今回はユー・エス・エス【4732】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
銘柄分析
どんな企業?
ユー・エス・エスはオートオークション事業を核に、自動車買取・リサイクル事業を展開しています。
(以下公式HPより)
■オートオークション事業
中古自動車オークションの運営を通じ、中古自動車の円滑な流通をサポートしています。 全国19カ所で展開するオークション会場を柱に、衛星TV回線を使う衛星TVオークション、インターネットを使うインターネットオークションを展開。会員数は、2020年9月末で48,242社となっています。中古自動車オークション業界におけるシェアは35%(2019年1月-12月期実績 39.0%)を超え、日本最大のオートオークションと呼ばれています。
■中古自動車買取販売事業
オートオークションは、出品台数と成約台数を伸ばし、会員から高い信頼を得ることが大切です。 売りたいクルマや買いたいクルマが集まり、それを求めて大勢の会員が集まってこそ、オートオークションはにぎわいを見せます。 USSでは良質の中古車を一台でも多く確保するため、当社グループ独自の中古自動車買取チェーン「ラビット」を全国に展開しています。エンドユーザーから直接買い取った中古自動車は、オークションで出品・販売するほか、一部小売りも行っています。
■リサイクル事業
自動車リサイクル法の施行にさきがけ、低年式・多走行車両を取り扱うリユース車専門オークション会場を開設。ここで落札されたクルマは国内外での活用は様々。 流札車両についても、ご希望により解体し、再生部品、資源原材料や固形燃料として再利用・資源化しています。
主に中古車を扱った事業を展開しています。
我々に身近なのは中古車買取のラビットでしょう。
現在の株価
コロナショックの影響で大きく落ちています。
直近は2,075円。
コロナの影響をモロに受けた銘柄ですね。
ここ数年は株価が乱高下しています。安定感がないのが心配です。
売上高
増えては来ていますが、右肩上がりという訳ではありません。
安定していないのが心配です。
営業利益
利益が安定しませんね。
コロナの影響をモロに受けて、2020年度は32,600と減益予測です。
コロナ収束までは、この状態が続きそうです。
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、及第点です。
株主資本を有効活用できています。
良いですね。
EPS(1株利益)の推移
利益のガタつきに比べると、EPSは安定しています。
ただ、2019年度が減っているのは懸念材料ですね。
2020年度の予想は88.65となっていますが、コロナの影響がどこまであるかが心配です。
配当の推移
20年連続増配です。
会社予想では、21年目も増配予定になっています。
いいですね。
配当性向の推移
2019年度から増えていますが、概ね50%なので、まだまだ増配の余地はあります。
コロナの影響がなくなれば、元に戻るでしょう。
所感
2030年からガソリン車の販売ができなくなる見込みですが、ハイブリッドやEVで当面は自動車産業は安泰でしょう。
配当性向から見ても、まだまだ増配の余地があります。
コロナ収束まで様子を見て、問題なければ買ってもいいと思えました。