配当金の受け取り方式
不労所得には憧れるけど、株式投資は難しそう、何から始めればよいのかわからない方へ。
株式の取引を始めるにあたり知っておいた方が良い知識、何から始めれば良いのかを数回に渡り説明します。
初心者はもちろん、学生さんにも見てもらいたいです。
投資は時間が武器です。早く始めるに越したことはありません。
今回は『配当金の受け取り方式』です。
口座開設時に「配当金の受け取り方式」を選ぶことになりますが、どれを選べばいいのか、わからない人がほとんどですよね? 私もそうでした。
株・ETFを購入したら、楽しみなのは配当金です。
不労所得を目指して購入したなら、尚更ですよね。
配当金の受け取り方式は複数あり、個人のニーズに合わせて選択できるようになっています。
しかし、この選択が問題になる場合もあります。
特にNISA口座の場合は注意が必要で、選択によっては配当が非課税とならない場合があります。
今回は『配当金の受け取り方式』を見ていきましょう。
株初心者入門①②がまだの方は先に読んでください。
配当金の受け取り方式は4つ
配当金の受け取り方式は以下の4つになります。
(1)配当金領収証方式
(2)株式数比例配分方式
(3)登録配当金受領口座方式
(4)個別銘柄指定方式
配当は、株式の発行会社(ドコモなど)が直接支払うわけではなく、業務委託している信託銀行から振り込まれます。
それぞれ説明していきます。
配当金領収証方式
信託銀行から郵送される「配当金領収書」をゆうちょ銀行等に持参して配当金を受け取るという方式です。
昔からある方式で、馴染みの在る方もおられるのでは?
私の祖母が領収書を持って、いそいそと郵便局に行っていたのを思い出しますね。
後で解説していますが、NISA口座に配当がある場合は、この方式を選択すると非課税になりません。
株式数比例配分方式
配当金が証券会社の口座に入金されます。
証券会社毎に所有している株数に応じて配当が証券口座(特定口座/NISA口座)に振り込まれます。
一括でどこかの証券会社にまとめることは出来ません。
NISA口座への配当がある場合は、この方式を選択しないと非課税になりません。
実質この方式一択なのでは?という気がします。
登録配当金受領口座方式
配当金が銀行口座に振り込まれます。
全ての発行会社(配当金を出す会社)の配当金が同一の銀行口座に入金されます。
不労所得で生活するなら選んでも良い制度ですが、NISA口座に配当がある場合は非課税にならないので注意が必要です。
個別銘柄指定方式
発行会社(配当金を出す会社)ごとに振り込まれる銀行口座を選択できます。
生活費と交遊費など用途で分けたい場合には便利です。
NISA口座に配当がある場合は非課税にならないので注意が必要です。
まとめ
受け取り方法は4つありますが、NISA口座を所有していれば『株式数比例配分方式』一択になります。
配当金領収証方式も、このご時世に郵便局まで取りに行くのはどうかな、という気がしますね。
不労所得で生活することを考えると、将来的には『登録配当金受領口座方式』や『個別銘柄指定方式』で銀行に振り込んでもらうのもアリですね。
楽天証券のマネーブリッジだと楽天銀行と自動的に振替ができる機能があったりしますので、各証券会社を調べてみてください。
初心者の方は『株式数比例配分方式』を選んでおけば間違いないと思います。
次回は『約定(株式取引などの売買が成立すること)の仕組み』を記事にしたいと思います。
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