証券口座のお金の動き
不労所得には憧れるけど、株式投資は難しそう、何から始めればよいのかわからない方へ。
株式の取引を始めるにあたり知っておいた方が良い知識、何から始めれば良いのかを数回に渡り説明します。
初心者はもちろん、学生さんにも見てもらいたいです。
投資は時間が武器です。早く始めるに越したことはありません。
今回は『証券口座のお金の動き』です。
株式購入時のお金の動き、どこから入金して、どの口座に流れていくのか。
特定口座だけならばそれほど難しくはありませんが、NISA口座が絡むと複雑さが増します。
覚えれば割と簡単です。理解して投資を始めましょう!
基本的には株(投資信託含む)の「買い」と「売り」の2種類になります。
※今回紹介する動きは一般的なものであり、証券会社によっては独自のやり方をしている場合もあります。予めご了承ください。
証券口座に関しては前回の記事を参照ください。
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証券口座での株式購入
同じ証券会社内ではありますが、特定口座とNISA口座は別れているため、お金や株式の紐付けは別々になります。
例えるなら「夫婦でも財布は別」という感じでしょうか。
特定口座のお金を使ってNISA口座で株式・ETFを購入することはできません。逆も同じです。
またNISA口座へ直接入金できる証券会社は少なく、特定口座にまず入金してNISA口座へ振替(入金)する形になります。
特定口座で株式を購入する場合
①銀行から特定口座へ入金する
②証券取引所に株・ETFを買い注文する
③売り手と条件が合えば、株・ETFを約定(※)される
④特定口座に株・ETFが入る
ケースとして、特定口座にお金が入っていない場合を想定しています。
既に特定口座にお金が入っている場合は、残金を使って購入も出来ます。(①が省略可)
NISA口座で株式を購入する場合
①銀行から特定口座へ入金する
②特定口座からNISA口座へ振替(入金)
③証券取引所に株・ETFを買い注文する
④売り手と条件が合えば、株・ETFを約定(※)される
⑤NISA口座に株・ETFが入る
ケースとして、NISA口座にお金が入っていない場合を想定しています。
既にNISA口座にお金が入っている場合は、残金を使って購入も出来ます。(①②が省略可)
つみたてNISAの場合は②が40万円/年になります。
巻末に記載していますが、投資信託は証券会社から直接購入できるので、つみたてNISAでは③以降が発生しません。
※約定に関しては、今後記事にする予定です。今は取引所で買えたくらいの認識で可
株式売却時のお金の動き
売却時は購入時と反対の動きになります。
特定口座で株式を売却する場合
①証券取引所に株・ETFを売り注文する
②買い手と条件が合えば、株・ETFを約定(※)される
③特定口座にお金が入る
④特定口座から銀行へ出金する
ケースとして、銀行口座に売却益を出金する場合を想定しています。
特定口座にお金を残しておく場合は、④を行う必要はありません
NISA口座で株式を売却する場合
①証券取引所に株・ETFを売り注文する
②買い手と条件が合えば、株・ETFを約定(※)される
③NISA口座にお金が入る
④NISA口座から特定口座に振替(入金)
⑤特定口座から銀行へ出金する
ケースとして、銀行口座に売却益を出金する場合を想定しています。
NISA口座にお金を残しておく場合は、④⑤を行う必要はありません
※約定に関しては、今後記事にする予定です。今は取引所で売れたくらいの認識で可
次回は『配当金の受け取り方式』を記事にしたいと思います。
投資信託・債券の売買
投資信託と債券もお金の流れは株式と基本は同じです。
ただしは投資信託と債券は証券会社から直接購入・売却できる為、証券取引所を経由した売買は行われません。
投資信託は株式のように『既存のものを買う(売る)』というよりは、ファンドと契約して権利を得る形になります。
NISA口座で投資信託を売買する際の流れを示します。
投資信託の購入(NISA口座)
投資信託の売却(NISA口座)
特定口座の場合は、NISA口座への振替が発生しないこと以外は同じ流れで売買します。
最後に
最初は難しいですが、慣れれば大したことはありません。
初心者がこれから取引するのであれば、まずは小額を売買して感覚を掴むことです。
今回は円決済で例を示しましたが、海外株を購入する場合は円→$への両替が必要になり、少し複雑になります。
要望があれば、海外株の買い方も示して行きたいと思います。
ご参考に慣れば幸いです。
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