技術者の中島聡氏が自身のメルマガで「コロナによってシリコンバレーから企業が脱出する可能性がある」と書かれていました。
リモートワークを強いられた結果、「リモートワークでも十分に仕事が出来る」ことが判明した結果、「毎日、一箇所に集まって仕事をする必要はない」「広いオフィスは不要」という発想から、「地価や人件費が高いシリコンバレーに会社を置く理由は無い」と気が付いた人々はたくさんいます。
シリコンバレーとは
メディアの報道などで、言葉くらいは聞いたことがあると思います。
シリコンバレー(英: Silicon Valley)とは、米国カリフォルニア州のサンフランシスコ湾の南岸周辺の通称。コンピュータテクノロジーの分野に関連する(いわゆるIT系の)企業が多く所在することで知られている。「シリコンバレー」という呼称は区画の定まった地域名ではなく、むしろIT企業が多く所在する地域一帯という程度の意味合いである。サンノゼ、サンタクララ、クパティーノ、マウンテンビュー等々の都市が「シリコンバレー」に含まれる(ことが多い)。
シリコンバレーには世界中から若く優秀な人材が集まる。そのため周辺地域は多国籍といえる。
引用:Weblio辞書
テレワークは業務を縦割りにする
自宅で作業できることは快適ですが、個人作業には良くても共同作業は難しくなります。
文化祭の準備をなぜ学校でやっていたのか?持ち帰りでできないことがあるからです。(一緒にやったほうが楽しいとかもありますけど。)
職場の雑談からヒントを得たりした経験ないですか?そこまで行かなくても、アドバイスを貰えれば気が楽になったものです。
テレワークを否定しませんが、TV会議ではでないアイディアもあるのではないでしょうか?
トヨタの大部屋
トヨタ自動車のマネージメントに「大部屋」というものがあります。
これは大きい部屋という意味ではなく、目的達成のために組織をまたがって関係者が集まるものです。
目的達成を阻害する要因を全員で取り除くために課題を見える化して早いサイクルで改善するしくみです。
プロジェクト単位で集まるケースが多そうです。
大部屋のメリット
・チーム間、部門間での方針や情報を素早く共有できる
・部門間の連携がスムーズにでき、認識齟齬を防げる
・各部門が同時並行で作業をするので、生産性が上がる
・コミュニケーションによりチームが活発化し、アイデアが沢山でやすい
・周囲の動きが見えやすいため、先読みで効率よく仕事を進められる
縦割りになった組織には、この要素を取り入れてもいいのでは。
とはいっても、今更こんな古臭いシステムをそのまま導入はしたくないですよね。
3密にもなりますし。
小チーム制にする
これは私見ですが、プロジェクト全体でなく、もっと少人数でチームを構成すればよいのでは?
そして短期間で解散する。性格が合わない人と長期にわたって同じチームは辛いので。
3ヶ月程度が妥当ではないでしょうか?
そのスパンで成果が見えなければ、メンバーを入れ替える。
普段はテレワークで、ブレインストーミング(アイディア出し)は集まって行う。
これからはこんな形がいいんじゃないでしょうか。
最後に
シリコンバレーが本当に衰退するかはわかりませんが、アメリカは合理的な判断をする国です。
最も効率のよいスタイルに落ち着くと思います。
個人的にはテレワークだけでは完結しない気がしています。