日本人は「お金は汚いもの」と考えている
2013年の日経新聞にこんな記事が掲載されました。
「お金ってきれいなものですか、それとも汚い?」投資教育を手がける岡本和久(66)は全国の中学校や高校を回るたびに同じ質問をする。
これまで約500人の生徒のうち8割弱が「汚い」と答えた。
出典:日経新聞
中高生にしてこの認識は、世界的に見てかなりマズイ状況です。
お金は単なる道具です。
自分のほしい物を手に入れるための道具にすぎないのです。
道具に「きれい」も「汚い」もありません。
「お金は汚い」という思想はなぜ生まれるか?
一説には、江戸時代の士農工商が元になっていると言われています。
当時、幕府への不満から目をそらさせるため、商人の身分を下げて「金儲けをしている卑しい者」としていました。
日本は古くからの農耕社会。お互い協力しあい、助け合い、得たものを分かち合ってきた社会です。
その流れは脈々と受け継がれ、
「友達、親戚より稼いだら悪い・・」⇒「一人勝ちは汚い」⇒「お金を稼ぐことは汚い」というネガティブな思考を多くの人が持ってしまいます。
(あくまで私見です)
稼ぐのは社会的に良いこと
お金を稼ぎ、商品やサービスを買うことで、お金は世の中を廻ります。経済の発展に貢献できるのです。
楽して稼ぐことも悪ではありません。お金は苦労した分得られるのではなく、提供した価値に合わせて得られます。本人がどれだけ動いたかは関係ありません。
また稼いだ分は税金として納め、社会に再配分されています。
税金を収めることは立派な社会貢献です。
金融リテラシーを身につけよう
日本の学校ではお金の正しい知識を教えません。
お金の知識を持たないまま社会に放り出される、レアな資本主義国家なのです。
そのため多くの人が、お金に対して誤解を持ってしまいます。
教えてくれないのなら、自分で「お金の知識」を身につけましょう。
今はネットに情報が溢れています、正しい知識を得るのは難しい話ではありません。
このブログの過去記事でもいいですし、他のサイトでも構いません。
常識を疑い、正しい知識を身に付けましょう。