シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
リンナイ【5947】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
どんな企業?
リンナイは、給湯器や給湯暖房機などの給湯機器をはじめ、厨房機器や空調、業務用機器など様々な分野の商品を開発しています。
CMでもお馴染みなので、知らない人はいないでしょう。
現在の株価
2018年に給湯暖房器などの販売不振が響き下落したようですが、現在は回復傾向です。
直近は8,980円。
コロナの影響は受けていませんね。
PER21.40倍。割高です。
売上高
スケールの都合で凸凹に見えますが、ほとんど平坦です。
決算書では「 安定的な買替需要を背景に業績への影響は軽微」と謳っているとおり売上も安定しています。製品の性質上、ライバルメーカーが現れない限り一定の需要はありそうです。
最近はアメリカや中国でも給湯器の売上を伸ばしているようです。
営業利益
2018年度が少し下がっていますが、全体的に利益が安定しています。
2019年度は売上減にも関わらず利益が伸びています。 その要因として、決算書では「原価低減活動の結果」とありますが、素晴らしいです。
できれば毎年利益が上昇していくのが理想です。
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、不合格です。
株主資本を有効活用してほしいです。
EPS(1株利益)の推移
利益に連動した動きになっています。
振れ幅としては大きくはないです。
EPSは配当原資となるので、ここをしっかりと確保しているのは大きいです。
配当の推移
18期間連続増配です。
2020年度も増配を発表しているので、19年連続となる見込みです。
利回りが1.23 %なので少し低いです。
配当性向の推移
20%台と低いです。 これからも連続増配を続けることができそうです。
こういう銘柄は安心できますね。
所感
企業としては売上・利益が安定しており、優良と言えます。
もう少しROEが高ければよいのですが。
連続増配銘柄ではありますが、配当利回りが1.23 %しかないので不労所得としては今ひとつです。
キャピタルゲイン狙いであれば買いますが、インカムゲイン狙いの私は買えませんね。