アーリーリタリアへの投資を考える上で、不動産投資を検討しましたが、私は以下の理由から断念しました。
- 目利きが必要、自分の足で物件を探す
- 空室・金利上昇・災害リスクが有る
- 管理会社と上手く付き合う
投資というよりは副業としての色合いが濃く、サラリーマンを続けながらでは負担が大きい。
そんな方にピッタリなのが、REIT(不動産投資信託)です。
今回はについてREITについて説明します。
REITとは
REITは、「不動産投資法人」と呼ばれる法人に投資をして収益を得る仕組みです。
REITは投資家から預かった資金を元にして不動産物件などを購入し、物件の賃料収入や、売買で得られた収益を投資家に分配しています。
またREITは、個人では難しい融資も投資家から資金を集めることでスケールメリットを生み出し、企業のような融資を受けることができます。
REITは不動産投資信託の世界的な名称で、日本のREITはJ-REITと呼ばれます。
投資家からしてみれば、不動産選定から管理までを丸投げできることになります。
REITのメリット・デメリット
ここでREITのメリットとデメリットをまとめておきましょう。
メリット
まずはメリットですが、直接投資(自分で物件を選んで管理)に比べると以下のようになります。
直接投資 | REIT | |
投資対象 | 主に住居向け不動産 (アパート、マンション等) |
様々な不動産 (ビル、ホテル、倉庫等) |
資金 | 多額 | 少額から可 |
物件選定 | 必要 | 不要 |
分散 | 資金が必要 | 少額で可能 |
物件管理 | 必要 | 不要 |
流動性 | 低 | 高 |
自分で物件を探したり管理するのは素人にとって大変な時間と労力がかかります。これをREITに任せることで、誰でも不動産に投資できます。
また、直接投資に比べて資金が少額で始められること、やめたければ直ぐに手放せることなどが、メリットです。
デメリット
一見いい事ずくめのREITですが、当然デメリットもあります。
不動産に投資する上でのリスクは直接投資と同じくかかってきます。
具体的には以下のようなものがあります。
- 空室リスク
- 金利上昇リスク
- 災害リスク
これらは誰が管理しようと無くすことはできません。
まとめ
不動産投資で物件選びや管理に自信がないなら、REITから初めて見るのもアリ。
ただし空室リスクなど不動産投資のリスクを正しく理解した上で始めること。
少額から開始でき、自己投資に比べれば失敗は少ないはず。