シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
オリックス【8591】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
どんな企業?
オリックスは、1964年にリース事業からスタートして隣接分野に進出し、専門性を獲得することにより事業を進化させてきました。
現在は法人金融、メンテナンスリース、不動産、事業投資、リテール、海外事業の6つのセグメントから構成されています。
リースで培われた知見を他分野に展開しています。
1971年の香港進出を皮切りに世界37カ国・地域に拠点を設け、グローバルに展開しています(2019年3月末)。
プロ野球団も持っているので、名前を知らない人はいないでしょう。
オリックスは、連続増配10年の銘柄です。
(残念ながら11年連続にはなりませんでした)
現在の株価
コロナショックの影響で大きく落ちていますが、最近は盛り返してきています。。
直近株価は1,411円。
PERは5.94倍。
ここ数年は株価が停滞していますね。
売上高
徐々に売上が落ちているのが気になります。
決算書によると、売上減の理由は「法人向け保険事業の低迷」となっています。
自粛解除による需要の伸びがどうなるかは要観察です。
営業利益
やはり2019年の売上減が効いています。
経費削減を勧めてほしいところです。
売上と同じく、今後の動きを要観察ですね。
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、及第点です。
株主資本を有効活用できています。
決算資料でもトップに持ってくるあたり、ROEを重視していることが伺えます。
EPS(1株利益)の推移
利益に連動した動きになっています。
2019年が少し減っているのが心配どころ。
来年度以降のEPSを見ていきたいです。
配当の推移
連続増配が10期で止まりましたが、EPSを見ると今後も増配が見込めそうです。
コロナショックでも減配なしにしたあたり、今後もしっかりと乗り切れそうです。
配当性向の推移
増えては来ていますが30%台なので、まだまだ増配の余地はあります。
当面は安心できますね。
所感
株主優待で有名な銘柄ですが、財務もしっかりしており高配当でもあります。
高ROEで株主還元の意識も高いです。
優秀な銘柄ですね。
事業が縮小することは考えがたいので、当面は安泰に思えます。
2020年の状況を見て、回復していれば、ぜひ買いたい銘柄です。