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墓に金は持っていけない

墓


前回の記事で「長生きリスク」について書きました。
しかし、この内容は長寿年金の紹介になってしまい、本当に言いたいことが伝わっていないと思いました。


そこで、今回は長寿とお金について掘り下げていこうと思います。

今回の話はあくまで私個人の考えであり、必ずしも正しい訳ではないことを念頭においてください。


まずタイトルにあるように、どんなにお金を溜め込んでも墓場(あるいはあの世)には持っていけません。
これは「お金を残して亡くなっても意味がない」ということです。


この話をすると「子供に遺産を残すのが悪いのか?」と反論を受けると思います。

子供は誰でも大事です。お金を残したいと考えるのは当然です。
しかし、子供にお金を残すのであれば、適切なタイミングがあります。


この後、読み進めていただければ、その意味がわかると思います。

 

遺産の為に働いている


とりあえず子供の件は置いておいて、まずお金を残して亡くなるということは、本来、自分の人生において必要のないお金を貯めていたということです。

一般的なサラリーマンであれば、お金は労働の対価です。
使わないお金のために、汗を流して働いたことになります。


楽しく働いていたのなら構いませんが、月曜に憂鬱な気持ちで出社していたのが無意味だったとしたらどうですか?
私なら耐えられません。

しかし、ほとんどの人が目的なくお金を貯めています。

 

遺産では遅すぎる


さて、子供の話に戻りましょう。

遺産として子供にお金が渡るタイミングはいつでしょうか?
あなたが平均寿命(男81歳 女87歳)まで生きたとして、子供に渡るのは51~57歳くらいでしょう。(30歳のとき生まれたと仮定)


この年齢で遺産を受け取って何に使いますか?

住宅ローン返済や海外旅行でしょうか?
親の遺産で旅行をする豪気な子供はどれくらいいるでしょうか?
50代の体力でどこまでなら行けるのでしょうか。


もし、30代の頃に受け取っていれば、もっと良いマイホームを買えたでしょうし
孫と海外旅行にも行けたかもしれません。孫の大学費用にも使えたかも。


お金を使うには適切なタイミングがあります。

必要な時期を逃すと、文字通り「死に金」になります。
生きてるうちに贈与したほうが、子供にとっても役立ちます。

 

お金の人生設計を建てる


多くの人は、結婚やマイホームなどの人生設計は考えています。
しかし、お金については場当たり的です。

自分の人生で(贈与も含めて)一体いくら必要なのか、そしてそれをどうやって稼ぐのか、計画を建てる必要があります。
理想を言えば、亡くなる瞬間に"資産ゼロ"になることですが、それは無理でしょう。

寿命を予測して、それより長生きした分は長寿年金で賄うことでカバーできます。


死は誰も避けられません。考えないようにしても、やがてやって来ます。
ならば、予め寿命を予測して計画するのは合理的だとおもいませんか?

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