投資をしていると、毎月配当が入ってきます。
まだまだ生活できるレベルではありませんが、それでも嬉しいものです。
毎月お金が受け取れるのはいいのですが、これを再投資するのは面倒です。
受け取ったお金で株式を購入する必要があります。手間もかかりますが、購入手数料もかかり、なんだか勿体ないです。
しかし、海外ではこの手間と手数料を省く仕組みがあります。
それがDRIPです。
今回は長期投資をする上で便利な仕組み、DRIPについて説明していきます。
長期投資に有利なDRIP
DRIPとは
DRIP(Dividend Reinvestment Plan)は日本語で言うと『配当再投資制度』です。
つまり、
受けとる配当金を自動的に再投資してくれる仕組み
です。
本来であれば、証券会社に『買い注文』を出して株式購入するところを自動的に購入することができます。
アメリカでは昔からある制度で、米国株投資をしている人には広く知られている仕組みです。
なにもせずに株数を増やしていけるので、長期投資と相性がよいと言われています。
DRIPのメリット
DRIPのメリットとしては、以下があります。
・手数料を節約できる
・手間がかからない
配当にかかる税金は節約できません。
しかし、自動購入されることで、買い注文を出す手間(時間)と手数料が必要なくなります。
長期投資で見ると、これは地味に効くメリットです。
使える証券会社
残念なことにDRIPを利用できる証券会社は限られています。
日本では『サクソバンク証券』しかありません。
しかも特定口座に対応しておらず、一般口座しか利用できません。
確定申告で面倒なのがネックですね。
海外では『Firstrade』や『インタラクティブ・ブローカーズ』などがありますが、日本人が口座を開くには少々ハードルが高いです。
楽天証券やSBI証券で利用できるようになれば、もっと知名度も上がると思いますし、利用者も増えるでしょう。
まとめ
DRIPは、配当金を自動再配当することで複利的に資産を育てることができる便利な仕組みです。
特に長期投資で効果を発揮します。
ただし、2020年10月時点では日本国内でDRIPを利用できるのはサクソバンク証券に限られています。
しかし、そのサクソバンク証券も特定口座に対応していません。
手数料の問題で難しいのかもですが、日本でもDRIPが使える環境が欲しいです。