コロナの影響がまだまだ続くご時世ですが、
先日以下のようなニュースがありました。
ANAの冬ボーナスがカットされるようです。
これによって年収が3割減になるとのこと。
基本給も下がるので、ANA社員は来年度以降、生活が苦しくなると思います。
ANAの平均年収は700万円なので、500万円くらいに減るでしょう。
一般人からすれば、それでも十分ありますけど・・・。
ボーナスは必ず出るのか
ボーナスとは
そもそもボーナスとはなんでしょうか?
労働基準法には賞与の定義はありませんが、同法施行時の通達により、「賞与とは、定期又は臨時に、原則として労働者の勤務成績に応じて支給されるものであって、その支給額が予め確定されていないものをいうこと。定期的に支給され、かつその支給額が確定しているものは、名称の如何にかかわらず、これを賞与とはみなさないこと。」とあります。
自身の成績に左右されず、定期的に出るものではない訳です。
もう少し砕けて言うと「頑張ったら、余分に給料が出る」ということです。
じゃあ、頑張らなかったら・・・。
ボーナスは当たり前じゃない
ボーナスは支払い義務が企業にないので、今回のANAのように資金難になった場合は、ボーナスカットもあります。
現在、家や車のローンを組んでいる人は要注意です。
多くの人が、ローンを組む際に「ボーナス払い」を選択していますが、今回のケースのようにボーナスカットもあり得るので、非常に危険です。
ローン会社にも問題があるとは思いますが、高度成長期のように、必ずボーナスが出る時代は終わったのです。
ボーナスがある前提で生活するべきではありません。
生活レベルを上げない
殆どの人は、給料の上昇と共に生活レベルを上げてしまいます。
1度上げた生活レベルは、年収が下がっても変えられません。
ブレイクした芸能人が、数年後没落しているのも、これが原因です。
売れた際に増えた収入に合わせて生活ベレルを上げてしまい、下火になった後も同じ生活をしてしまうのです。
それでは、貯金もいずれ尽きます。
最後に
ANAのボーナスカットは『対岸の火事』ではありません。
あなたの務める会社も、いつボーナスが無くなるか分かりません。
ボーナスカットだけでなく、リストラの可能性だってあります。
そうなったら、毎月の支払いすら出来なくなります。
なってからでは遅いんです。
常に最悪のケースを想定して、生活できるプランを考えなければなりません。