シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
ブリヂストン【5108】の株価を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
どんな企業?
言わずと知れた老舗のタイヤメーカー。世界シェアNo.1です。 自動車のタイヤはもちろん、その他も多角経営しています。
■タイヤ部門
乗用車用、トラック・バス用、建設・鉱山車両用、産業車両用、農業機械用、航空機用、二輪自動車用のタイヤ・チューブ、タイヤ関連用品、リトレッド材料・関連技術、自動車整備・補修、タイヤ原材料 ほか
■多角化部門
[化工品]
自動車関連部品、ウレタンフォーム及びその関連用品、電子精密部品、工業資材関連用品、建築資材関連用品 ほか
[BSAM多角化]
BRIDGESTONE AMERICAS,INC.が統括する屋根材事業 ほか
[スポーツ用品]
ゴルフボール、ゴルフクラブ、その他スポーツ関連用品 ほか
[自転車]
自転車、自転車関連用品 ほか
[その他]
ファイナンス ほか
現在の株価
コロナショックの影響で大きく落ちています。 直近は3,287円。PER10.0。
コロナの影響をモロに受けた銘柄ですね。
ここ数年は株価が乱高下しています。安定感がないのが心配です。
売上高
世界一のタイヤメーカーにしては売上が安定していません。
2016の売上減は、欧州・中国の販売不振+円高となっていますが、その程度で売上減になるのは疑問ですね。
今後は自粛による運送需要減で低迷が予想されるので、売上がどうなるかは要観察です。
営業利益
利益が年々減っています。
売上の不安定さを考えると、今後の見通しに不安が残ります。
2020年1Qは。コロナの影響で工場停止⇒利益39%減です。
経費削減を進めてほしいところです。
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、及第点です。株主資本を有効活用できています。
いいですね。
EPS(1株利益)の推移
利益に連動した動きになっています。 振れ幅としては大きくはないです。
自社株買いも積極的にやっているのは好感が持てます。
配当の推移
連続増配ではありませんが、高配当の代名詞のような銘柄ですから、減配はしていませんね。
コロナショックの影響がどこまであるのかは終わってみないとわかりません。
少なくとも今期の減配はないでしょう。
配当性向の推移
増えては来ていますが50%なので、まだ増配の余地はあります。
投資家主体で行くか、財政主体でいくのかで今後の株価が決まりそうです。
所感
高配当の銘柄ですが、グローバル展開しているが故に海外事情の影響を受けやすく長期予想がし辛い銘柄でもあります。
世界一のタイヤメーカーなので、乗り物が無くならない限りは安泰な気もしますが、EPSが不安定なこともありバリュー銘柄とは言えない気がします。
私は買えませんね。