ポンジスキームって聞いたことありますか?
あまり聞き慣れない言葉ですよね。
これは投資詐欺の常套手段で、多くの人が騙されています。
投資を始めると、高利回りの案件に目が行きがちです。
しかし投資には罠がいっぱいあります。
今回はポンジスキームの仕組みを理解して、騙されないようになりましょう。
ポンジスキーム
ポンジスキームとは、 名目は高配当利回りを謳いながら資金を集め、実際は出資者から受け取った資金を配当として配っていく詐欺のことです。
実際には資金を運用していないので、常に新しい出資者が必要になります。
新しい出資者が居なくなると、高配当を維持できなくなり、案件は破綻します。
①「月利30%」などと高配当を謳い、お金を集める
↓
②お金の運用は全く行われない
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③新規顧客から集めたお金を「配当」として横流しする
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④初めは配当出るので、多くの人が信じる
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⑤顧客が増えるにつれ、新規顧客が預けたお金の横流しではシステムが回らず破綻
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⑥運営雲隠れ
この詐欺のポイントは「初めは配当が出る」ことです。ここで多くの人が安心してしまいます。
ポンジスキームは、常に新規顧客が必要で、途切れると配当が維持できなくなり破綻してしまいます。
ポンジスキーム詐欺の典型的なパターン
ポンジスキームには、典型的なパターンがあるので紹介します。
ポンジスキーム詐欺でよく使われるフレーズ・言葉
ポンジスキームには、頻繁に利用される謳い文句があることが特徴です。
よく使われるフレーズや言葉として、「確実に儲かる」や「元本保証」などがあります。
他にも「ローリスクハイリターン」や「有名な芸能人も投資している」などの謳い文句も定番フレーズとして用いられます。
投資の本質を理解していれば、高い利回りには高いリスクがつきものであることが理解できると思います。
こうした謳い文句がある場合は ポンジスキームを疑った方がよいでしょう。
ポンジスキーム詐欺に共通する性質
ポンジスキームの詐欺案件には、共通する性質がいくつかあります。
それらの多くは、非常識な利回り(年利30%など)、口コミやネットでの宣伝、運運用者に会えないなどの共通する性質があります。
投資の神様ウォーレン・バフェットでも年利20%なのに、名も知らぬ運用会社が30%も出せるとは考えにくいです。
ポンジスキーム詐欺への対策
ポンジスキームの詐欺被害に遭わないためには、どのようなことを心がければよいのでしょう。
ポンジスキーム詐欺被害への心得
・「確実に儲かる」投資などない
・「元本保証」を疑う
「確実に儲かる」投資はないことは覚えておきましょう。リスクがあるからリターンがあります。
「確実に儲かる」投資があるなら、なぜあなたを勧誘するのでしょうか。
誰にも知らせず自分だけで投資して巨万の富を得ればいいはずです。
それが出来ないから、知り合いでもない貴方に話を持ちかけているのです。
また元本保証もありえません。投資は元本を使って運用しているので、上手く行かなければ目減りします。それがリスクです。リスクのない投資など存在しません。
上記のような話が貴方のところに来た場合、できるだけ情報を集めましょう。
少しでも怪しい所があった場合は、投資をやめることをおすすめします。