皆さん、投資してますか?
このブログでは積極的に投資を勧めてきました。
私は、短期で利益を出すスタイルではなく、長期投資を採用しています。
長期投資に欠かせないのが、長期に渡り配当を増やす、いわゆる「連続増配企業」です。
ところで、先日こんなニュースが出ていました。
大塚家具が黒字化の目処が立ってきたというのです。
この記事を見て、どう感じられましたか?
「やっぱり家具屋姫は無能だったんだ」
「新しい社長は有能だ」
などと思っているのなら、要注意です。
それらの発想は投資家のものではありません。その他大勢の一般人の考え方です。
企業の価値とはなにか
先程、連続増配企業の話をしましたね?
これらの企業は長期に渡り利益を増やしてきました。増配するには原資が必要だからです。
アメリカでは、連続増配企業は100年近く利益を出し続けています。
では、これらの企業の歴代経営者は全員が有能だったのでしょうか?
もちろん、無能ではないとは思いますが、景気の影響もある中で能力だけで利益を増やし続けるのは難しいでしょう。
ならば、これらの企業はどうやって利益を増やしてきたのか?
答えはバフェットが語ってくれています。
それは企業が「消費者独占力」を発揮したことです。
たとえば、ドリンクであればコーラは絶大なブランド力を持っています。
他の商品が出ようと、コーラが飲まれなくなることは考えられないでしょう。
言い方を変えれば、企業が努力しなくとも、淡々と販売するだけで利益を確保できます。
売上を伸ばすために、安売りやキャンペーンが必要な商品は、経費がかかり利益を挙げられません。
また独占力がない商品は、もっと安い商品に駆逐されていくでしょう。
投資家思考になる
例に出したニュースに限らず、物事を考える際は、長期で捉える必要があります。
それが投資家です。
カリスマ経営者が莫大な利益を上げても、それがずっと続くとは限りません。
見るべきは、経営者の功績ではなく、そのビジネスが永続的かです。
我々は数年先に投資しているのではなく、何十年も先に投資しているのです。
「消費者独占力」がある企業ならば、永続的に我々のポケットにお金を運んできてくれます。
これからは、70歳定年が有力です。もしかすると、もっと上がるかも知れません。
そうなってから、「年金が無い・足らない!」と叫んでも手遅れです。
その時点では、もう政府には支払う能力はないからです。
令和の時代には、自分の生活は自分で守る必要があります。
あなたにとって、"良い"企業を探してください。