シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
ユニ・チャーム【8113】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
どんな企業?
ユニ・チャームは、1963年に生理用ナプキンの製造・販売を皮切りに、生理用品メーカーとしてスタートして以来、数々の独創的な技術や商品を開発し、パイオニアとして業界をリードし続けてきました。 2000年代から事業ポートフォリオの再編を図り、現在は生理用品分野で培った不織布・吸収体の加工・成形技術を活かし、
・ベビーケア用品
・ヘルスケア用品
・ハウスホールド用品
など事業分野を拡大しています。
国内の成熟化を予想して1980年代から積極的にグローバル化を進め、現在では世界約80ヵ国以上で事業を展開しています。
TVCMもやっているので、名前を知らない人はいないでしょう。
株式分布を見ると、外国人の比率が高いですね。
大量売りなどのリスクが有るように思えます。
現在の株価
コロナショックの影響をほとんど受けていません。日用品セクターらしいです。
直近は4,424円。
ここ数年は株価が上昇しています。
売上・利益を見れば納得の株価ですね。
売上高
売上を毎年伸ばしております。
海外事業が順調に伸びており、今後も期待できそうです。
※2016年からIFRS(国際会計基準)に変更されているので、ご参考程度に
営業利益
2019年の利益がわずかに減っていますが、安定していますね。
2019年決算書ではパーソナルケア部門で、中国における販売数の鈍化による「減損損失を計上」と書かれております。今後は中東に期待でしょうか。
※2016年からIFRS(国際会計基準)に変更されているので、ご参考程度に
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、及第点です。
株主資本を有効活用できています。
EPS(1株利益)の推移
利益に連動した動きになっています。
振れ幅としては大きくはないです。
配当の推移
18期間連続増配です。
この5年間は平均して17%の増配を行っております。 すごいですね。
配当性向は20%なので、これでもまだ余力があります。
配当性向の推移
2019年は利益減で増配しているので、配当性向が高めですが、それでも30%台なので安全圏ですね。
まだまだ増配の余地はあります。
所感
間違いなく優良企業ですね。
私的には、配当利回り0.63 %しかないのと、日用品セクターはジョンソンを保有しているので買いません。
キャピタルゲイン狙いの方であれば買いではないでしょうか。