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【不労所得への路】銘柄分析:[4502] 武田薬品工業

社名




シリーズ成長株の銘柄分析。

不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。

武田薬品工業【4502】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。

※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません

 

 

どんな企業?

(事業内容ーWikiより)

武田薬品工業は、アステラス製薬、第一三共、大塚ホールディングス、エーザイと共に国内5大医薬品メーカーのひとつ。

連結売上高の約9割を医療用医薬品売上が占め、消化性潰瘍治療薬、制癌剤等を主力製品としています。


製品別の連結売上高の上位は、

「エンティビオ」(潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤)

「ベルケイド」(多発性骨髄腫治療剤)

「リュープロレリン」(国内製品名:リュープリン)(前立腺癌・乳癌・子宮内膜症治療剤)

「パントプラゾール」(消化性潰瘍治療剤)

「アジルバ」(高血圧症治療剤)

「デクスラント」(逆流性食道炎治療剤)

「アロゴリプチン」(国内製品名:ネシーナ」(糖尿病治療剤)

「ユーロリック」(痛風・高尿酸血症治療剤)

「コルクリス」(痛風治療剤)

「タケキャブ」(酸関連疾患治療剤)

です。

 

会社概要


武田薬品工業は、かつて高配当の代表格でした。
はたして今はどうなったでしょうか。

  

現在の株価

株価


コロナショックの影響を受けましたが、現在は回復しています。
直近は4,037円。
株価が2011年の水準に落ちています。
ここ数年、武田薬品は迷走しているように見えます。
PERは142.09倍。見たことない数値です。

 

売上高

売上高

 

右肩上がりとは行きませんが、そこそこの売上は確保できています。

2019の売上増は、「消化器系疾患治療薬のENTYVIO、希少遺伝性血管浮腫治療薬のTAKHZYRO、血漿分画製剤が力強く成長」と決算書にあります。

本業で頑張っていますが、いかんせん利益が伸びません。

 

営業利益

営業利益

 

利益が不安定です。 売上に対しての利益率が低いですね。

2019年の利益減はシャイアー買収のため、仕方ないでしょう。

 

ROE(株主資本利益率)の推移

ROE


10%が合格ラインですが、不合格です。

株主資本を有効活用できていません。

 

EPS(1株利益)の推移

EPS


利益に連動した動きになっています。 安定しません。

配当の原資なので、しっかりと確保して欲しいです。

 

配当の推移

配当


数年前から180円で固定されています。

良く言えば「減配しない」ですが、EPSを見ると配当が出せるのが不思議なくらいです。
JTが可愛く見えますね。

 

配当性向の推移

配当性向

 

2017年以外は利益以上に配当を配っています。いわゆる「タコ足配当」です。

また2019年度は634%です。こんな数字は初めて見ました。

ここまで来て減配しないとは、背後に何があるんでしょうか?

 

  

所感

かつての高配当株(今でも高配当ではありますが)である武田薬品工業ですが、財務はボロボロです。
シャイアー買収で起死回生を図りましたが、今の所効果は出ていませんね。

コロナ特効薬などが開発されない限りは、ジリ貧になっていくのではないでしょうか。

現状を見る限り、この銘柄は買えませんね。

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