会社を退職する際に受け取れるのが「退職金」。
退職日は、長い間積み立ててきたお金がようやく手元に来る日です。
高度成長期には住宅ローンを一括返済して、老後の贅沢資金としてアテにされていました。
しかし、それはもう昔話。
現在の退職金事情について見ていきましょう。
ピーク時から約1,000万円減!減り続ける退職金
厚生労働省の「就労条件調査」によると、大卒者の定年退職者(勤続20年以上かつ45歳以上)の退職金平均額は、2017年で1,788万円。
過去15年間の調査からは700万円近く、ピークである1997年(2,871万円)からは1,083万円も下がっています。
今後は退職金など当てにならない世界が待っていますから、これは「机上の空論」なのかもしれません。
となれば、「現役で働く期間を延ばす」ことこそが、安心な老後のためには必要となるのかも。一般的には・・。
老後はいつまで働けば良い? 理想と現実
今の現役世代は、何歳まで働こうと考えているのでしょうか?
日本FP協会の調査によると、現役世代が「働く必要があると思う年齢」の平均は、30代で62歳、40代で65.3歳。
年齢と共に現実が見えてきますね。
また、老後(夫婦)の生活費(月額)の予想平均は、月額19.3万円。これは最低限の生活をした場合です。
理想的な生活費の平均は、月額24.3万円。国民年金は月額16万円なので、8.3万円のギャップを埋める必要がありますね。
アーリーリタイアを目指すのは間違ってなかった
やはり、この結論になるのかなという気がしますが、
資産を持たずに老後を迎えると、働き続けるしかなくなります。
高齢化社会で老人の働き口は減るでしょうし、供給過多で賃金も下がるでしょう。
それでも、体の動くうちは良いですが、動けなくなってからが悲惨です。
人生を豊かにする為の労働は歓迎ですが、生活のための労働は老後までしたくないです。
若い内に資産を手に入れましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。