2021年1月29日、楽天が新プランを出しました。
ドコモ・au・ソフトバンクが20GBプランを揃えてきた中で、どうなるのか注目された新プランですが、かなりのインパクトを与えてくれました。2021-01-31
事前情報では、無制限を1980円で出すと言われていましたが、蓋を開けてみれば、20GBが1980円ということでしたね。これまで最安だったauを下回ってきました。
後出しジャンケンの常套手段といったところでしょうか。
1GBまではゼロ円
20GBも良いですが、注目すべきは1GBまでゼロ円でしょう。
これまでNuroがやった実績はありますが、あちらは回線品質が褒められたものではないので、キャリア品質でゼロ円は初めてではないでしょうか?
あまり使わない(もしくはまったく使わない)月はゼロ円にできるのは画期的です。
私のようにタブレットをたまに持ち出すといった需要にも答えてくれています。
それに、ほとんどのユーザーは月に1GBあれば、賄えるんじゃないでしょうか。
メールやWEB閲覧程度ならば十分だと思います。
このプランがあるおかげで「とりあえず契約しておこう」となることは間違いありません。
無料期間が終わった後は「大量解約が発生する」と言われていましたが、これで引き留めることができそうです。
かく言う私も、解約を思いとどまりました。
20Bで1980円は微妙
総務省からのお達しで各社20GBでしのぎを削っていた訳ですが、正直なところ月に20GBも使う人は稀でしょう。
私のように固定回線を目論んでいる人なら、20GB程度では足りません。無制限が必要になって来ます。
「帯に短し襷に長し」という諺がピッタリですね。
楽天はまだまだ基地局が不足しています。
その意味では、今回のプランで延命できると考えています。
早く基地局を設置していただきたいですね。私の地域では、まだまだローミングエリアです。
株価は冴えない
今回の発表を受けて、株価はどうなったでしょう?
はい、下がっていますね(笑)。
市場は冷ややかな目で見つめています。
それはそうでしょう。
元々「2980円で無制限」という価格自体に無理があったのに、1980円のプランを新設し、あまつさえ1GB以下は無料にしたのです。
どう考えても経営に与える影響は甚大で、契約者数を維持したところで利益が出る姿が見えてきません。
むしろ赤字の垂れ流しになるでしょう。
楽天の場合は、楽天経済圏で携帯事業の赤字を補填することはできますが、これから先同じような状況が続けば、事業撤退もあり得ます。
まずは基地局を整備して、黒字化が見える状況を作り出してほしいですね。
あ、私は楽天株は保有しておりません。