シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
沖縄セルラー電話【9436】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
どんな企業?
沖縄セルラー電話はKDDI傘下の総合通信会社で、沖縄における携帯電話シェア5割を誇る企業です。
沖縄地域において携帯・自動車電話サービスを行う会社として、KDDI株式会社 (旧第二電電株式会社) をはじめ有力企業の出資により、1991年 (平成3年) 6月1日に設立されました。
経営目標 増収、増益、連続増配の3増プラス、配当性向40%超
連続増配19年を実施中。20期目も増配予定です。
現在の株価
コロナショックの影響で大きく落ちましたが、その後戻しています。
直近は4,165円。 コロナの影響は吹き飛ばしたと言って良いでしょう。
ここ数年は株価が乱高下しています。長い期間で見れば上昇しています。
かなり長期間保持しないとキャピタルゲインは狙えないでしょう。
PERは11.49倍。安くもなく、高くもない状態です。
売上高
順調に売上を伸ばしています。
沖縄地域でシェア5割なので、半独占状態を維持できているのが大きいですね。
当面は売上も安泰なのではないでしょうか。
営業利益
売上と同じく順調に利益が伸びてきまいます。
良いですね。
2020年度も増収予測になっています。
直近では影響は少ないでしょうが、海底ケーブルが設置されたことで、どこまで利益が出てくるのか楽しみです。
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、及第点です。
株主資本を有効活用できています。
EPS(1株利益)の推移
利益に連動した動きになっています。
右肩上がりなのが、素晴らしいですね。
他の企業も見習ってほしいです。
配当の推移
19期間連続増配です。
毎年10%程度伸びています。
配当利回り3.91%
経営目標に増配を掲げているので、今後も期待できます。
(2020年度も増配予想)
配当性向の推移
少しづつ配当性向が上がってきていますが、それでも40%です。
今後も連続増配は続けられそうです。
(2020年度は40.1%を予測)
所感
連続増配かつ高配当の銘柄です。
沖縄地区を半独占していることを考えると、経営は安定しており、今後も大きな落ち込みはなさそうです。
私は通信セクターを持ちすぎている(ドコモ/KDDI/AT&T)ので、購入はできません。
もし通信セクターを既に持っていなければ、ぜひ買いたい銘柄ですね。