シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
ニトリホールディングス【9843】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
どんな企業?
ニトリは家具・雑貨でお馴染みですが、それだけではありません。
ニトリグループは
株式会社ニトリ (家具・インテリア用品の企画・販売)
株式会社ニトリファニチャー (ベトナムで家具を製造)
株式会社ホームロジスティクス (物流)
株式会社ニトリパブリック (広告・宣伝)
株式会社ニトリファシリティ (保険代理事業)
株式会社ホーム・デコ (カーテンの開発・仕入・製造) 等
によって構成されています。
グループ内の機能分担や責任を明確にすることによって、機動的かつ柔軟な経営を可能にし、 変化の激しい環境下においても継続的な企業価値の向上を目指しています。
連続増配16年を実施中。17期目も増配予定です。
現在の株価
コロナショックの影響で大きく落ちましたが、その後戻しています。
直近は3,660円。 コロナ前よりも大きく上げています。
4-6月の自粛や在宅ワークによる家具需要の伸びが好感されたものと思われます。
元々2013年頃から上昇傾向にありました。2019年頃に円安を嫌った下落(ニトリは製品を輸入しているので円安に弱い)がありましたが、コロナ禍で一気に吹き飛ばした形です。
PERは35.31倍。かなりの割高です。
売上高
2019年度まで順調に売る上げを伸ばしています。
2020年度はコロナ禍で家具の売上が伸びているので、更に増収増益が見込めそうです。
営業利益
売上に連動して利益を伸ばしています。
理想的ですね。
コロナの自粛で家具需要が増したので、2020年度は大幅な増益が見込めそうです。
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、及第点です。
株主資本を有効活用できています。
日本企業としては、優良と言えるでしょう。
EPS(1株利益)の推移
毎年EPSをが伸びています。
配当原資をしっかりと確保できていますね。
少し鈍化して来ているのが気になるところです。
配当の推移
16期間連続増配です。
17期目も増配予定になっています。
コロナ禍でも家具の売上は落ちていない(むしろ伸びている)のが効いていますね。
配当性向の推移
配当性向が驚くほど低いです。
配当利回りが0.51%しかないのが理由です。
逆に言えば、多少の利益減でも増配の余地があるということです。
所感
連続増配の銘柄ですが、配当利回りが0.51%しかなく、不労所得としては見込めませんね。
キャピタルゲインを狙うのであれば、優良銘柄と言えるでしょう。
私はインカムゲインを狙っているので、買えませんね。