今週、日経平均が3万円を超えました。
ニュースで流れまくっているので、ご存知でない方は少ないでしょうが
バブル期の1990年8月から実に30年6カ月ぶりの高値更新です。
30年前だと高校生くらいかな~。すっかりおじさんですねぇ。
私のことはどうでもいいですが、
コロナ禍で経済的に落ち込むはずのこの時期になぜ高値更新となったのでしょうか?
30年前は下降トレンドだった
ニュースでは30年ぶりというワードが飛び交っていますが、
ピークは1989年12月であり、30年前はそこから下降して3万円になっていたのです。
バブル期には4万円弱の値がついているので、まだまだバブルには遠く及ばないのが現状です。
決して上り調子の時期ではないので、そこと比べるのは間違いだと思います。
4万円まで行けば本物ですね。
株価だけが先行
バブル期には国民の所得も上がっており、そういった意味では実態を伴わない株価になっています。
ただ、当時と違い企業は社員ではなく株主に還元するようになっており、個人所得の向上には繋がりにくいのかも知れません。
高額商品がバンバン売れた当時とは違い、国民の財布の紐は硬いままです。
このままでは、国民は実感のないまま株価だけが上がっていきそうです。
投資家はどう動くべきか
こう株価が上昇しては、個別株の購入は難しいでしょう。
これから上昇していく株、下がっていく株の予想がつき難く、また外すと大損害になるからです。
コロナ禍でなければ、まだやりようはあったと思いますが、残念ながら今の状況下では常識が通用しません。
これまでメジャーだったものが、一気にマイナー化する可能性もあります。
しばらくは配当を受け取りつつ、S&P500のインデックスファンドを購入して様子を見たいと思います。