シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
先日見切りをつけた「みずほフィナンシャルグループ」に変わる銘柄を探しています。
今回は三井住友フィナンシャルグループ【8316】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
銘柄分析
どんな企業?
三井住友フィナンシャルグループは、メガバンクである三井住友銀行を中心とした金融グループです。
三井住友銀行の他には以下の会社がグループ傘下に入っています。
・SMBC信託銀行
・SMBC日興証券
・プロミス等
・三井住友カード
三井も住友も旧財閥の名前だということは知られています。
しかし三井住友銀行になる前は、住友グループの住友銀行と三井グループのさくら銀行だったことは今ではあまり知られていないかもしれません。
現在では、銀行グループ系では、三菱UFJフィナンシャルグループについで2番目に時価総額が大きく約5兆円です。
現在の株価
かなり値動きが激しいです。
直近は4,343円。
コロナの影響をモロに受けた銘柄ですね。
4年周期で株価が乱高下しています。 この調子では、長期保有しても差益は期待できそうもありません。
連結業務純利益
銀行は営業利益を出していないので、連結業務利益を採用しています。
年によって利益がバラバラです。 銀行は景気産業ですから、仕方ない面はありますが、投資先としてみると不安が残ります。
特に今年はコロナの影響をモロに受けてしまっています。
ROE(株主資本利益率)の推移
銀行のROEは調べ先によってバラバラで、一体どういう集計をしているのでしょうか?
ただ、どのサイトでも概ね6~7%になっているので、低い数値を採用しました。
いずれにしても、10%を切っているので、不合格です。
EPS(1株利益)の推移
割と高値では安定していますが、右肩上がりとは行きませんね。
金融業界は仕方ないのでしょうか?
配当の推移
連続増配ではありませんが、増配は実施しています。
2020年度は、190円予想ですので、現状維持です。
今後、コロナショックの影響がどの程度効いてくるのか見て行きたいと思います。
配当性向の推移
かなり低い水準です。 まだまだ増配の余地はあります。
この程度であれば、当面は減配のリスクはなさそうです。
所感
業界2位の規模を誇る銀行なので、さすがの利益と配当になっています。
コロナショックで大きな影響を受けているはずですが、配当性向が低いこともあり、減配は当面なさそうです。「累進配当」を掲げているのも安心材料ですね。
みずほの代替としては、かなり有力な投資先です。
投資には迅速な決断が求められます。乗り換えは素早く行いましょう。