シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
先日見切りをつけた「みずほフィナンシャルグループ」に変わる銘柄を探しています。
前回は、三井住友フィナンシャルグループ【8306】の財務を分析しましたが、今回はメガバンクの巨塔である三菱UFJフィナンシャルグループを分析ます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
銘柄分析
どんな企業?
三菱UFJフィナンシャルグループは、銀行業務、信託銀行業務、証券業務を中心に、クレジットカード・貸金業務、リース業務、資産運用業務、その他業務を行っています。
顧客・業務別のセグメントは「法人・リテール事業本部」「コーポレートバンキング事業本部」「グローバルCIB事業本部」「グローバルコマーシャルバンキング事業本部」「受託財産事業本部」「市場事業本部」「その他」の7つ。
馴染み深いのは、三菱UFJ銀行でしょう。
メガバンク3行の中では、トップの時価総額を誇ります。
現在の株価
三井住友FGと同じで、かなり値動きが激しいです。
直近は448.5円。 こちらも、コロナの影響をモロに受けた銘柄ですね。
三井住友FGと同じく、4年周期で株価が乱高下しています。
景気の波はこの周期で訪れるのか? 長期保有しても差益は期待できそうもありません。
連結業務純利益
銀行は営業利益を出していないので、連結業務利益を採用しています。
三井住友FGと同じで、年によって利益がバラバラです。
銀行は景気産業ですから、仕方ない面はありますが、やはり投資先としてみると不安が残ります。
一時期三井住友FGに抜かれたこともありますが、2019年にはしっかり1位の座を取り戻してますね。
ROE(株主資本利益率)の推移
ほぼ6%を切っている状態です。
良いとは言えません。不合格です。
EPS(1株利益)の推移
やはり景気産業である金融業界の宿命なのか、右肩上がりとは行きませんね。
とくに2019年度は落ちていますね。
配当の推移
連続増配ではありませんが、増配は実施しています。
2020年度は、25円予想ですので、現状維持です。
ここの所足踏みになっていますね。
配当性向の推移
かなり低い水準です。 ただ2019年度だけ配当性向が高くなっています。
コロナショックが過ぎれば戻せそうですが、油断はできませんね。
所感
流石に業界1位の銘柄だけあって、配当もしっかり出ています。
ただ、2019年度を見ると大幅に利益を下げているので、外因に弱い印象です。
三井住友FGと比べて、景気に左右されやすい点が気になります。
が、現実的には、どちらでも遜色はない気はします。
とはいえ、みずほFGを損切りするなら早いほうが良いです。
今週中に乗り換え先は決めたいと思います。