シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
小林製薬【4967】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
どんな企業?
小林製薬グループは、医薬品、芳香剤、栄養補助食品(サプリメント)、日用雑貨品などの分野で、さまざまな製品を提供しています。
名前を聞いたことがない方はおられないでしょう。
個人的には、わかりやすい商品名でおなじみの製薬メーカーです。
小林製薬は、連続増配21年の銘柄です。
(グラフは2018年のものですが、2019年も増配しています)
現在の株価
10年前から順調に株価が伸びています。
直近は9,800円。
PERは38.30倍。かなり割高です。
コロナの影響はわずかに受けたようですが、徐々に回復傾向ですね。
キレイな右肩上がりで、安定した成長が見込まれます。
売上高
さずが連続増配銘柄だけあって、年々売上を伸ばしています。
2016の売上減は、決算期を3月→12月に前倒しした為、3ヶ月分少ない期間で計上しています。
営業利益
売上と連動して利益も上がっています。
2016年は決算期を縮めた関係で減っていますので問題ないでしょう。
順調に利益を上げていますね。
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、及第点です。
株主資本を有効活用できています。
ここ数年は安定して10%を越えてますね。
EPS(1株利益)の推移
2016年から下がっているように見えますが、株式分割を行っているからで、実際は増加しています。
(分割後の計算では、2015年は16,556円)
配当の推移
2016年から下がっているように見えますが、株式分割を行っているからで、実際は連続増配しています。
(分割後の計算では、2015年は48円)
21年連続増配です。
配当性向の推移
配当性向化30%で安定しているので、まだまだ増配の余地はあります。
これからも増配が期待できます。
所感
連続増配の銘柄なので財務は安心できますね。
ただPERが高すぎる(38.30倍)ので、現状では手が出せません。
PERが高い原因としては、配当利回りが1.0%しかないことでしょう。
不労所得を目指す身としては、もう少し配当性向を上げていただけると有り難いです。
優良株ですが、インカムゲイン狙いの私は買えませんね。
キャピタルゲイン狙いなら買いでしょう。