株式投資でアーリーリタイア

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一歩踏み出せないのは現状維持バイアスのせい

カエル


このブログでは、アーリーリタイアの為に投資をお勧めしています。


生活や老後の不安など、将来に渡ってお金の心配は尽きません。
高度成長期であれば、会社が生活を守り国が会社を守ってくれました

 

しかし、少子化や財政政策の失敗から、国も会社を守れなくなりました。
そして、守られなくなった会社は、昇給を抑えたりリストラで社員の生活を守ることも辞めました。

 

つまり、自分の生活は自分で守る時代がやってきたのです。

とは言っても、これは欧米では当たり前のことで、これまでの日本が異常だったのです。


ここまではニュースで知っていても、ほとんどの人は自分から動きません。
昇給がないとわかっていても転職しないし、老後資金がなくなるとわかっても投資をしません。

これらには理由があり、それは『現状維持バイアス』によるものです。
この力は非常に大きく、貧困になっても作用し続ける恐ろしいものです。

今回は、そんな恐ろしい力である『現状維持バイアス』について見ていきましょう。

 

現状維持バイアス


現状維持バイアスは「リスクを避け、自分を守りたいという心理」です。
現状を変えるということは、変化を起こすということであり、そこには失敗のリスクが伴います。
人は、成功する可能性よりも失敗する可能性をより重く感じます。

現状維持を選択すれば、そうした負荷を負う必要もありませんし、労力も払わなくて済みます。
そして、無意識の内にやらない理由を探してしまうのです。

私たちはこの心理によって非合理的な選択をしてしまうことがあります。

 

変化を恐れるのは人間の本能


なぜ変化を恐れるのか?
人間がまだ狩りをして生活していた時代、自分たちが住んでいる土地を離れて未開の地に行くことは大きなリスクを伴いました。

そこにはどんな危険が潜んでいるかわからず、命の危険すらあったはずです。

移動してリスクを背負うより、現状維持を選び、何千万年も暮らしてきたわけです。

私たちの遺伝子にはその記憶が残っています。

生存するための本能として、変化を恐れるように仕組まれているのです。

 

非合理な意思決定


前述したように、私たちは現状維持バイアスの影響を受けています。
変化を避け、現状を維持している方が安全だと考える遺伝子が組み込まれています。

そして、この遺伝子は間違った意思決定をしてしまうことがあります。

明らかに現状より良くなる行動でも、大きな変化・労力が必要な時、現状を維持しようとしてしまうことがあるのです。

冒頭で紹介した「転職できない人」や「投資を始められない人」も「現状維持バイアス」が働いていのがわかると思います。

他人から見ると、明らかに現状を変えた方がメリットが大きいのに、それを避ける選択をしてしまうのです。

 

茹でガエル


Youtuberの”まさとFP”さんもよく言われていますが、ビジネスの現場では「茹でガエル」などと言われる例え話があります。

「カエルをいきなり熱湯に入れると慌てて飛び出して逃げるが、水から入れてじわじわと温度を上げていくと、カエルは温度変化に気づかず、生命の危機を感じないまま茹で上がって死んでしまう」

現状維持バイアスによって茹でガエルにならないように気をつけないといけません。

 

現状維持バイアスをどうやって払拭するか


このように、私たちは「現状維持バイアス」によって損な選択をしてしまいます。

そうならないためには、私たちは誰もが現状維持バイアスという遺伝子を持っていて、無意識的に発動しているんだということを認識しておくことが必要です。
知って判断するのと、無意識に判断するのでは、結果が大きく変わります。

そして、判断は論理的にリスクとリターンを検証することが必要だということを理解しましょう。


お金に限らず、人生ではリスクをとって行動しなければいけない時も必ずあります。

 

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