アインシュタインも驚く、複利の力
有名な物理学者のアインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだものをご存知でしょうか?
(すでにタイトルにしているので、ネタバレ気味ではありますが)
それは「複利」です。
なぜアインシュタインは「相対性理論」ではなく「複利」を最大の発明と言ったのでしょうか?
一説には、資本主義社会の急速な成長に着目したアインシュタインが、その原動力となった「複利」に着目して引き合いに出したとされています。
我々の生活において、重要な地位を占める「複利」について、今一度検証して見ましょう。
複利の仕組みとは
複利とは、元本から利子を得るだけでなく「利子が利子を生む」という考え方です。
複利の対義語に「単利」という言葉がり、こちらは元本から利子だけを得るという考え方です。
言葉だけだとわかりにくいので、具体例を示します。
元本1000万円を年利5%で運用した場合の、「複利」と「単利」の増え方を表にしました。
(スマホの方は表をスクロールしてください)
年 | 複利 | 単利 |
0 | 1000.0 | 1000.0 |
1 | 1050.0 | 1050.0 |
2 | 1102.5 | 1100.0 |
3 | 1157.6 | 1150.0 |
4 | 1215.5 | 1200.0 |
5 | 1276.3 | 1250.0 |
6 | 1340.1 | 1300.0 |
7 | 1407.1 | 1350.0 |
8 | 1477.5 | 1400.0 |
9 | 1551.3 | 1450.0 |
10 | 1628.9 | 1500.0 |
11 | 1710.3 | 1550.0 |
12 | 1795.9 | 1600.0 |
13 | 1885.6 | 1650.0 |
14 | 1979.9 | 1700.0 |
15 | 2078.9 | 1750.0 |
16 | 2182.9 | 1800.0 |
17 | 2292.0 | 1850.0 |
18 | 2406.6 | 1900.0 |
19 | 2527.0 | 1950.0 |
20 | 2653.3 | 2000.0 |
21 | 2786.0 | 2050.0 |
22 | 2925.3 | 2100.0 |
23 | 3071.5 | 2150.0 |
24 | 3225.1 | 2200.0 |
25 | 3386.4 | 2250.0 |
26 | 3555.7 | 2300.0 |
27 | 3733.5 | 2350.0 |
28 | 3920.1 | 2400.0 |
29 | 4116.1 | 2450.0 |
30 | 4321.9 | 2500.0 |
表の30年目を見ていただくと、
複利と単利で約1800万円の差が出ているのが分かると思います。
これが複利による効果です。
時間が「複利の力」になる
さらにグラフ化すると、
「単利」が直線なのに対して「複利」二次曲線を描いています。
どちらも5年目くらいまでは大きな差が出ていませんが、その後「複利」が加速していくのが分かります。
「複利」は、時間が経つほどに効力を発揮します。
これが「複利の力」です。
なぜこうなるか?
それは利子を元本に組み入れることで、元本が大きくなります。そして大きくなった元本に対して利子を得ることで「利子が利子を生む」構造が出来上がる訳です。
成功者は複利思考を活用している
「複利」はお金だけではなく、あらゆる場面で活用できます。
例えばビジネス。
一人で稼ぎ出す利益には限界がありますが、労働者を雇うことで、際限なく利益を生み出せます。
最初は小ビジネスでも、年々拡大していくことで、大きな利益を生む出すビジネスに成長できます。
GAFAなどがいい例でしょう。
このように我々の世界には「複利の力」が溢れているのです。
私は、アーリーリタイアへの近道は株式で「複利の力」を発揮することだと信じています。
一緒に学びながら投資をしていきましょう。