そろそろ人事考課の時期ではないですか?
その際に、そこそこ大手の会社であれば聞かれませんか?
そうキャリアプランです!
自分の将来を会社から強制的に決めさせられる、あのプランですよ。
これから社会人になる人も重要(?)なキーワードになるので、実態を知って欲しいと思います。
それでは、はじめましょう。
キャリアプランとは
言葉は聴いたことがあっても、しっかりと意味を理解している人は少ないと思います。
キャリアプランとは、自分が今後どのような経歴を積み上げていくかを考える中長期計画。 自分の将来の理想像をはっきりさせ、必要な経験・知識やスキルを把握し、具体的な行動まで落とし込みます。
言葉だけだと、すごく高尚な事のように聞こえますよね。
今の自分と、将来目指す姿を想定して、その差分をいかに埋めていくかを中長期で計画を建てる訳です。
なにかアスリートのようなストイックささえ感じます。
コレ自体は大変素晴らしいことだと思います。
会社はキャリプランに興味はない
いきなり結論を言ってしまうと、キャリアプランは会社にとって無意味です。
なぜなら、会社が求める人材は以下のような人だからです。
①与えられた仕事・範囲で最大の成果を出す
②何処へでも指示された場所へ行く(転勤する)
③どんな仕事でも文句を言わない
要するに「都合の良い人」です。
これにキャリアプランが関係するでしょうか?
むしろ、目指す姿が固定されたほうが、扱いにくいでしょう。
「設計をしたい」「営業部長になりたい」
などと言われても、会社でポストが空いていなければ、どうにもなりません。
では、なぜキャリアプランを求めるのか?
それは人事考課のためです。
大層な目標を立てさせて、達成していないことを理由に考課を下げるためなのです。
スポーツ選手でたとえると
「オリンピックで金メダルをとる」といった目標を建てるようなものです。
オリンピックで金メダルを取れるのは1競技1名だけです。大半の選手は出場すらできません。
ならば、ほとんどの選手は『目標未達』になります。
会社にも同じことが言え、大きな目標を達成できるのは一部の社員だけです。
その一部だけ給料を上げ、役職をつければ良いのです。
これで大幅なコストダウンができます。
キャリアプランは自分のため
将来なりたい姿は会社と共有しても意味がなく、自分の為に考えるべきです。
会社に求められるキャリアは適当に流しておき、その裏で本当のキャリアプランを決めてください。
一つの会社に勤め続けるのは大企業であっても難しい時代です。
転職するとしたら、どんなスキルが必要か?
また起業するなら、どんなビジネスモデルが良いか?
現状が続くとは考えず、どんなことが起こっても対応できる自分を目指しましょう!