NTTが増配を発表しました。
これで10期連続の増配となります。昨年にドコモ買収で、全株をNTTに鞍替えした身としては嬉しいニュースです。
増配率10%で配当性向45%なので、無理のない範囲だと思いますが、ドコモ子会社化でどこまで業績を伸ばせるかが、今後のカギになりそうです。
業績予想
NTTの2021年3月期(通期)の連結業績予想は、
営業収益 3.4%減
営業利益 1.8%増
税引前当期利益 1.0%増
(すべて前期比)
コロナ禍で収益が減っているものの、利益はしっかりと確保している状態です。
通信事業だけでなく、グループ全体で稼げる体制が整っています。
長期保有すべき銘柄
「親方日の丸」の典型的な企業ではありますが、事業はコロナ禍でも堅調です。
総務省から値下げ圧力がかかっていることもあり、通信料金だけでは収益確保は難しくなって来ています。KDDIやソフトバンクと値下げ競争をしても得るものはありません。
それよりも、ドコモを取り込んだことで個人の移動体通信だけでなく、法人顧客の開拓が進むことが期待されます。
今後は
テレワーク需要もあり、個人の通信環境だけでなく法人も通信環境を整えていく必要が出てきました。
これまでは大企業中心にテレワークが行われてきましたが、今後は中小企業にも波及していくと予想されます。
この需要を刈り取れるのは、NTTかKDDIか。明暗が決まるのは早くても来年度になるでしょう。
我々投資家にできることは、どっちに転んでも損をしないように分散投資することです。