シリーズ成長株の銘柄分析。
不労所得に必要な定期収入を得るため、気になる株式を分析していきます。
今回はTOBで話題の日本電信電話(NTT)【9432】の財務を分析。そして今後の見通しを予想していきます。
※不労所得を得るのが目的の為、短期的な視点では分析していません
銘柄分析
どんな企業?
日本電信電話株式会社(にっぽんでんしんでんわ、英語: Nippon Telegraph and Telephone Corporation[1]、略称: NTT)は、日本電信電話株式会社等に関する法律(NTT法)に基づき、通信事業を主体とする企業集団であるNTTグループの持株会社として設立された特殊会社。
持株会社はグループ会社を統括する経営統括機能のほか、自社内に規模的にも技術的にも世界屈指の研究所を擁する。NTTの研究開発部門はグループ企業の事業用技術開発だけに留まらず、通信分野の技術標準化、学術研究、オープンソースソフトウェア(OSS)にも大きく貢献している。
このような機能をあわせ持つため、持株会社としてはかなり大規模な、2600人の従業員を擁している。 企業集団としてのNTTは有線通信事業、移動体通信事業、インターネット関連事業、情報システム・情報処理事業の情報通信関係が大きく、最近は海外での情報システム構築事業、国内の都市開発、電力エネルギー事業にも力を入れている。
(WIKIより)
NTTを知らない人はいないでしょう。今TOBで話題の企業です。
現在の株価
コロナショックの影響で大きく落ちています。 直近は2,248円。
ここ1ヶ月は、NTTドコモのTOBの影響で更に下げていますが、これは仕方ないでしょう
PERは9.69倍。かなり割安です。
売上高
ここ数年は売上を伸ばしています。
老舗の企業ながら、売上をしっかりと確保できるのは好感が持てます。
営業利益
概ね利益は確保できています。
2019年度が少し減っているのが気になる所。
ROE(株主資本利益率)の推移
10%が合格ラインですが、不合格です。
多くの日本企業にありがちな現象ですが、株主資本を有効に使っていただきたいです。
2017年はデータがありませんでした。
EPS(1株利益)の推移
2019年は大きく下げていますが、株式分割が実施されたためです。
1株につき2株の割合で株式分割しているので、実質462.42円となり増加しています。
配当の推移
2019年は株式分割したことで、見た目の配当は減っていますが、実質は増配と言えます。
少し大盤振る舞いし過ぎな気もしますが・・・。
10期連続増配中で、配当額は10年で3.3倍になっています。
配当性向の推移
2019年度の大幅増配により、配当性向が上昇しています。
2020年度はNTTドコモのTOBもあるので、配当がどうなるかが注目されます。
所感
高配当かつ連続増配の銘柄ですが、今期はNTTドコモのTOBを実施した為、キャッシュは減少するはずです。 その状況下で増配が出来るかが注目されます。
NTTはEPS目標も掲げており、これからの利益確保をどのように達成していくかを見守る必要があります。
とは言え、株主が財務省の盤石企業です。将来の展望込みで、私は買いたいです。