皆さん、お久しぶりです。
ずいぶん長いこと更新できませんでした。
この2ヶ月ほど個人的な事で精神的に参っており、更新ができていませんでした。
月毎報告もしたかったのですが、まだ難しいため、9-10月をまとめてやることになりそうです。
今回はリハビリを兼ねて、ニュースに対する意見をしたいと思います。
今回取り上げるニュースはこちら
パナソニックの早期退職についてです。
概要を述べると、パナソニックは事業見直し(専鋭化や組織改革)を進めており、それによって給料が下がる人たちへの「救済策」として退職金割増付きの早期退職を募集しました。
経営側の狙いとしては、今回の改革で給料が下がる「低能力社員(あえてこの言い方をします)」だけが応募すると想定していました。
しかし、実際は将来を見込んでいた「有能社員」も応募してしまい、人材の流出につながってしまった。
とのことです。
早期退職はリストラではない
パナソニックの大きな勘違いとしては、早期退職で社員の選別(切り捨て)ができると思ったことです。
早期退職はあくまで自己申告であり、会社側から指定することはできません。
社員もバカではないので、辞めた後のことも考えるでしょう。
給料が下がると言ってもパナソニック基準での話です。一般企業に比べれば遥かに高い給料水準であることが予想できます。
自分の能力に自信があれば社外に出てもやっていけるでしょうし、自信がなければしがみつきます。
つまり有能な人ほど、応募する可能性が高いわけです。
こんな簡単なことすら解らない経営陣では、先行きが心配ですね。
私はパナの株は持っていませんが。
リストラはできない訳ではない
今回の早期退職は失敗に終わったわけですが、そもそもリストラがしたければ低能力社員と話し合えば良いだけです。
「退職金を割増するので自主退職してほしい」と伝えれば良いのです。
クビにはできませんが、取引することは可能だと考えます。
その上で、その人が生涯受け取れる金額に近い退職金を出せば納得するはずです。
誰だって「必要ない」と言われた会社に居続けたいとは思いません。
新陳代謝を図りたいのなら、これくらいはするべきです。
給料形態は年功序列のまま
勘違いしている人が多いとは思いますが、終身雇用・年功序列は崩壊していますが、給料形態は年功序列の序盤と同じままです。
年功序列は後から給料を上げる代わりに若いうちは給料を抑える仕組みです。
これは終身雇用とセットで初めて機能する仕組みなのです。
今の様な、いつリストラされるかわからない状況では、若いうちの低賃金は説明がつきません。
本来であれば、やっている仕事の内容に応じて支払うべきものを年功序列の序盤と同じ給料形態にしてしまっているのです。
若いうちは安い給料でこき使い、年がいって来れば放出する。こんな都合の良い雇用形態がまかり通っている訳です。
このような状況でも資産形成もせず、年金を待つなど危険極まりないです。
自分の将来は自分で
サラリーマンの状況は芳しくありませんが、嘆いていても何も変わりません。
政権をとっている自民党の支援団体は経団連です。
労働者の都合の良い世の中にはなりません。
我々サラリーマンにできることは、いつクビになっても生きていけるように不労所得を築くことです。