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キヤノン 33年ぶり減配 持ち続けるべきか?

キヤノンが2020年2Qの決算を発表しました。

驚きの数字が出てきたので、ここで紹介して置きたいと思います。

 

先日の銘柄分析でキヤノンは危ないと報じていました。

それでも今期は現状維持で来期に減配の可能性があると考えていましたが、甘かったようです。

 

6月末の配当を33年ぶりに減らす


なんといっても、一番のニュースはこれでしょう。
30年以上続けてきた「減配なし」を破りました。

6月末の配当は前年同期に比べ40円減の40円になります。また、期末配当は未定です。
おそらく、40円になるのではないでしょうか。

一気に高配当銘柄から脱落です。

 

決算発表の概要

 4~6月期の実績

実績

2020年2Q

 4~6月期の売上高は前年同期比26%減の6733億円です。

2017年度から売上は減少しており、元々業績が落ちていたところに、今回のコロナによるテレワーク増加で拍車がかかった格好です。

 

部門別の実績

 

部門別

部門別

2019年度は、デジカメ・レーザープリンター市場の縮小による利益減でしたが、2020年度はさらに悪化しています。

デジカメは販売店が休業、医療機器や半導体向け製造装置も据え付けや営業活動が滞り、全事業で減収となっています。
コロナの影響を大きく受けています

 

通期見通しは450億円

年間

 

20年12月期の連結純利益が前期比66%減の450億円になりそうだと発表されました。

年間配当も期待できそうにありません。

 

コロナ後の方向性

コロナ後

見通しが甘いと思います。

リモートワーク(テレワーク)の普及率は25.7%しかありません。

緊急事態宣言解除後、減り続けています。
コロナが収まったら、テレワークは残らない可能性が高いです。

その他の部門に関しても、ここ数年の利益を見る限り構造改革は進まなそうです。

当面はメディカル部門に「おんぶ抱っこ」になりそうですね。

 

キヤノンは高リスク

これまでも度々減配が囁かれていたキヤノンですが、いよいよ追い詰められました。
配当性向から見ても減配は時間の問題だったでしょう。
むしろ減配の言い訳ができたと思っているのかもしれません。

すでにキヤノン株を所有されている方は、ここで手放すか、持ち続けるか判断を迫られています。
私は持ち株数が少ないのでホールドします。オフィス需要はコロナ後に回復すると考えているので、数年後には配当が戻ると見ています。

 

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